私の印象で神奈川といえば「丹沢山/驕v「いずみ橋」が全国区。それに続く「天青」という感じでしょうか。いけないですね、完全にdancyuに感化されてますね(^-^;; もう少し、地元からの発信をせねばと思うわけです。
このシーズンで「生詰」とありますから「ひやおろし」ですね、秋を感じます (^-^)
立ち香はあまり感じず、口に含むと舌上に幅広で濃い旨味が広がります。酸が高く、ダレなし。落ち着きや滑らかさと言うより荒いという表現が合うと思います。
裏書きにスペックは書かれていませんが、美山錦か若水のようなサッパリ系のテイストの酒米に、酵母はおそらく協会6号、7号あたり(完全に想像。ハズしていたらごめんなさい・・)。
過剰な吟醸香は無く濃い旨味で酸高。まるまる太った秋刀魚の刺身の脂をサッと流し、味噌田楽のような味の濃い料理をしっかり受け止めます。酸が高めなので好き嫌いがありそうですが、食中酒として非常に良いと思います。
おまけ:「生」が付く酒キーワード解説。
「生酒」火入れしない生の酒(通常は出荷までに2回火入れ)
「生貯」1回火入れ。貯蔵時の火入れなし。
「生詰」1回火入れ。瓶詰め時の火入れなし。
春先に酒をしぼって火入れして貯蔵。夏が終わって秋を迎え涼しくなった頃に火入れなしで瓶詰めし、出荷する酒を「ひやおろし」とよびます。秋の風物詩です(^-^)