ラプラスの悪魔、シュレディンガーの猫、量子コンピュータ・・どうでしょう、このSF的なドキドキする響き。個別のキーワードを元に書籍を買い漁っていたら、ある日突然 本棚で繋がるキーワード。これは乱読の快感ですね(笑)
脳内で繋がったストーリーは、「知ることに対する科学の限界」と、アインシュタインの言葉「神様はサイコロを振らない」に反し、神様のサイコロこそが未来のスパコンになるのだという物語でした。
これは人間の計測の限界ではなく、そもそもが不確定だということ。すべての物の位置と運動量を瞬時に把握し計算できるという「ラプラスの悪魔」がいたとしても、未来は予測できないうことになります。
・・こんな言葉遊びのようなモヤモヤが、じつは量子コンピュータの動作原理となる、つまり実際にある世界だというから驚きです。
そして量子コンピュータはただ漠然と「高速なコンピュータ」というイメージですが、その処理速度は現在のコンピュータと変わらないよう。ただ、暗号化に用いる因数分解のアルゴリズムなどある種の計算について、現在のコンピュータは桁数に対して指数級数的に計算量が多くなるのに対し、量子コンピュータでは比例的時間で解けるようになるという。200桁の因数分解が約10年から数分になオーダで高速化されるのだ。
大事なものを見過ごさないようにしましょう.
最近読んだ「クォンタム・ファミリーズ」
というSF小説が面白かったですよ。
おすすめです。
クォンタム・ファミリーズの評価は高いようですね。
年末年始のマイブームはこの「不確定性原理」つながりと「べき乗則」つながりでした。後者については今読みかけの本が終ったら書こうと思います。カオティックな感じです。